@坊やの映画レビュー+好き勝手    

話題の映画や過去の映画レビューが中心ですが、プロ野球やおいしラーメン屋さんの食べリポも…

コンテイジョンはリアル感染ウイルス映画の代表作

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マスクをしたアメリカ人 


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  映画コンテイジョン ストーリー

   それは咳きから始まった 

 

  • 出張(兼不倫)でべス(グウィネス・パルトロー)は香港に滞在していました。その帰りの空港で元カレに電話をしている際、咳こみますが、ただの風邪かと思った彼女はそのままアメリカへと帰国。

  • べスは旦那のミッチ(マット・デイモン)、子供のクラークらに迎えられますが、咳の症状はなおひどくなっていました。ほどなくしてべスは昏睡状態となり、死亡しました。

    一方、時を同じく、東京、ロンドン(香港・マカオの渡航者)でも、ベスと同じ症状の人々が倒れていきます。日本のビジネスマンは電車で、ロンドンの女性はホテルで昏睡状態となり死亡。やがて感染していた母ベスと直接ハグした息子のクラークも同じ症状でほどなく死亡。

    デマと詐欺 

 

そんな騒動の中、動画サイトのyoutubeで人々の咳状態を見たジャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、製薬会社などと結託している投資家などを利用してウイルス騒動をネタに詐欺を思いつく。レンギョウという植物の実の成分で出来たホメオパシー治療薬がウイルスに有効だというウソをブログやニュースで拡散。アランの動画や言葉を信じた市民たちはいっせいにレンギョウを求めて薬局・病院になだれ込み騒然となります。

一方、レンギョウに科学的根拠がないとするWHO世界保健機構はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)のチーバー(ローレンス・フィッシュバーン)医師を中心に、感染経路、宿主 ウイルスの特徴など調査に乗り出す。同時にワクチン開発にも乗り出す。その間、チーバーの部下の医師も感染して死亡していきます。 新型ウイルスの脅威調査を進めるうちに判明したのは。、。豚ウイルスと蝙蝠のウイルスが混ざった変異ウイルスであり、呼吸器と神経細胞の両方に寄生する致死率20%~30%で接触や空気でも感染してしまう新型ウイルスとも判明します。さらにマカオのカジノ(密集地)にいた人々からであるこであることも判明していきます。

 

 パンデミック宣言~暴動

 

 

パニックやがてベスの帰省先ミネソタからベスが元カレと会うために途中立寄った大都市シカゴにまでウイルスの感染でアウトブレイク状態。ついには町には州兵や軍も出動し交通規制が張られ配給物資も滞り、都市機能は完全にマヒし、放火や強奪など次第に市民は暴徒化していった。

  

暗躍する中国人 

 

そんな最中、別ルートで感染源を調査していたWHOの医師レオノーラ(マリオン・コティヤール)が、同僚の中国人と、そのグループに、拉致されるという出来事が起きます 。実はその中国人は完成したワクチンを自分の故郷にいる感染者たちに最優先させる取引のためWHOの著名医師レオノーラを人質にしたのだ。中国人はワクチンはすでに完成していてアメリカとフランスが独占するのでは?という噂や不確かな情報に翻弄されたのです。

 

 

ワクチン完成~支給 

 

 

一方、ワクチンの開発を急いでいたCDCの医師アリー(ジェニファー・イー・リー)はワクチンを自分に摂取しウイルス感染中の自分の父親(エリオッド・グールド)に接触し、実証を示し、決定的なワクチンを作り出すことに成功!

世界ではワクチンの支給順位が問題となり最終的にはワクチンの支給はクジ(誕生日)で決定しました。

結末

  ワクチンがなくても免疫力をもつ主人公ミッチは、一人携帯の画面を見て涙しています。その動画には亡き妻ベスが香港の調理人と握手をしています。

 

 エピローグ

 

 バナナを食べたコウモリが豚舎にいる一匹のブタがバナナの実を落とします。ブタはそれを口にします。

やがてそのブタは、食肉用として香港のレストランに出荷されます。で、調理人が感染ブタを触ります。

調理人は手を水洗いすることもなく、カジノに来た客と握手をしました……。

 

 

 

 

 感想 

香港が感染源という仮定

 

もともと今回の新型コロナは中国のある街のお肉やお魚などを売っている市場から発生したと聞きました。

映画コンテイジョンを見てまず最初に思ったことは、感染の発端になった香港の食品衛生面の劣悪さです。しかも人口密集地。日本では考えられないのですが、屋台とかアメ横のようなお店が道路に露天していて、そこで鶏、豚、得体のしれない生き物をさばいてそのまま売っています。コロナの感染源の中国の市場も似たような状況かと考えます。以前、家族と上海に行った時も同じような光景を見たことがあります。

 サーズという過去に流行ったウイルスも感染源は中国ということでした。また、今回の新型コロナウイルスも市場の近くに中国の細菌兵器研究所があると聞きます。

そう考えるとウイルスと中国て関係が深そうな気がしました。その意味でも映画コンテイジョンの感染源が香港というのもあながち見当外れではないのかもと考えます。

 

ウイルスの特徴・正体

 

今現在、世界を脅威に陥れている新型コロナウイルスは詳しいことは何もわかっていません。

9年前に制作されたこの映画では、まず咳から始まります。器官細胞と神経細胞の両方を侵食しますので、末期的な肺炎か、カジノのボーイさんのように錯乱して車にひかれたりして亡くなることもあります。死亡率は約、20%から30%、これは今回の新型ウイルスの死亡確率よりもかなり高い。過去に流行ったサーズに近いものです。

今回の新型コロナウイルスは、感染した高齢者の死亡率が圧倒的で、幼児や子供の発症率や死亡例はあまりありません。映画コンテイジョンに登場する感染症は、大人子供関係ありません。クラークというベスの息子さんも感染した母親とハグしたことで死んでしまいました。

映画コンテイジョンのウイルスはコウモリとブタの合成された菌が原因とされています。ウイルスに感染した食肉用のブタがそのまま街に出荷され、それにかかわった人々から感染が拡大された。

ちなみに大都市シカゴが最初にオーバーシュートしたのはベスの不倫相手がシカゴに住んでいてミネソタの家に帰る前にベスはシカゴによって濃厚接触したためです。

 

ウイルスそのものより人間のほうが愚かで怖い

 映画コンテイジョンを見て、一番怖いなと思ったのは、人間の行動・判断だと考えます。

なぜならば、それらの愚かが事態の収束を激しく妨げ逆に最悪の状況に導くからです。

 

混乱に乗じてデマをSNSやツイッターあるいは動画やブログなどを拡散する奴w

 映画ではアランというフリーの人気ジャーナリスト(ブロガー・チューバー)が登場します。奴は、ウイルス騒動を煽るため、新聞社や自信のブログなどで今にウイルステロが始まる、WHOと大手製薬会社が利益でつながっているなど市民のファンの目を引きます。アランはやがて、レンギョウとい植物の実を成分にした特効薬が感染症に有効だなどという全くのデマを実演までして拡散します。

それが、どういう結果を招いたか?!w

人気ジャーナリストアランwのデマを信じた市民たちが一斉にレンギョウを求めてドラッグストアや病院が大パニックになります。

今起きている日本のトイレットペーパーや保存食品の大量買い占めみたいな状況になる。現在我が国では今後どうなるかわかりませんが、もし新型コロナウイルスで同じようなことが起きても冷静さやウソをウソと見抜くかしこさも大切かと考えます。マスコミの報道姿勢も…。マスコミ報道も国の責任者の声掛け一歩間違えば、ロックタウンどころでは済まなくなります。

映画コンテイジョンでは、すでに医療崩壊した町では感染者が自粛どころか街にあふれ出ています。おまけにいたるところに遺体がゴロゴロ。このような事態によりWHOはついにパンデミック宣言をw、そのタイミングで州兵や軍が出動し、町はロックタウンされます。その結果、各地で配給食糧は途絶え交通網も遮断されあらゆるものが規制された結果、略奪や、暴力、放火など大暴動に発展していきます。

ちなみに映画コンテイジョンでは屋外の廃屋(工場・体育館)などに医療設備を

整え患者を治療します。

 

デマの恐怖と言えば、スマホなどで見ているニュースや識者の意見や憶測も注意が必要です。

なぜならばそれが正しい情報なのかどうかわからない場合もあるからです。

例えば映画コンテイジョンでは、感染源の調査をしていた著名なWHOの医師を人質に、完成したワクチンと交換しようとする中国の拉致グループがそれです??

彼らは、たぶんワクチンはすでに開発されていてアメリカとフランスがそれを独占するのではなかろうかという不正確な情報を仕入れたためかと考えられます。拉致グループの故郷にワクチンを最優先させるための行為なのですが、結果的に彼らの手元に行ったのは効果のない偽物でした。どんな状況になろうが正しい情報を得ることが重要かと考えます。

 最近のニュースでは高性能マスクの受注ががアメリカに独占されたなどとヨーロッパでは反発していますね!こうしたニュースも気をつけましょう!

 アメリカでもトランプ大統領がマスクをする習慣のない国民に任意でマスク着用を呼び掛けています。映画コンテイジョンは未来のアメリカ人マスク着用も予言しています。

詳しくはdvdとかブルーレとか配信動画で見てみてください。 

 

 

ワクチン開発と配給

 

 

 

それにしても今の新型コロナ用のワクチンて本当にできるのでしょうか?できても全員の手元にわたるのはいつ??

 

映画コンテイジョンはワクチン開発まで133日かかります。さらに各方面からの認証・製造・流通を経て一般の人々の手元に届くのが90日後、さらにすべての人に届くには一年かかるとしています。

 

それにしても、実に不気味な新型コロナウイルスの起源・正体はいったい何なのでしょうかね?それがわからないとワクチン開発も特効薬も何もないと思うのですが?!

次回も感染症映画投稿します( ^)o(^ )