未知のインフルエンザ!映画「インベージョン」奇想天外パンデミック!!
キャスト
キャロル ニコール・キッドマン
ベン ダニエル・クレイグ
タッカー ジェレミー・ノーサム
オリバー ジャクソン・ボンド
スタッフ
製作 ジョエル・シルバー
ストーリー ネタバレあり
スペースシャトルが事故を起こします。アメリカの各地に破片が落下します。墜落した破片には、未知のウイルスが付着しており、現場に急行したCDC(アメリカ 疾病対策予防センター)職員のタッカー(ジェレミー・ノーサム)は現場検証でそれに触れ、誤って負傷してしまいます。傷は小さいですが、風邪(インフルエンザ)に似た症状になり、眠っている間に全身に奇妙な変化が現れます。
その後、タッカーの元妻で精神科医のキャロル(ニコール・キッドマン)は息子のオリバーと二人で暮らしていた。離婚後連絡を取っていなかった元夫のタッカーから突然息子に会いたくなったという連絡があり、キャロルは不審に思うが彼氏のベン(ダニエル・クレイグ)に相談した後、再開する決意をします。
一方、キャロルはクリニックで患者(ベロニカ・カートライト)から「夫が別人のようになってしまった」という話相談を受けます。夫はともかく、いつもより症状が悪化していると判断したキャロルは、新しい処方薬を出します。
そのころから、キャロルは街行く人々に様々な変化や違和感を感じるようになります。
ハロウィンパーティで、オリバーの友人がいつもはおとなしいはずの犬にに襲われたり。何かを選別するような目つきの警官たちがいたり、感情のないような人間とすれ違ったり…。
おりしもアメリカでは謎の新型インフルエンザが蔓延していた。そのインフルエンザに感染すると、皮膚にねばねばした膜のようなものが付着し、レム(睡眠中)にホルモンが分泌、変異、眠ると完全にウイルスに乗っ取られてしまいます。
オリバーの皮膚にも妙な膜のようなものが付着していました。パーティーの時、友人から移されたのでしょう。
そのことがきっかけでキャロルは、スティーブン(ジェフリー・ライト)に謎の膜のようなものを分析してもらうことにした。
ある夜のこと、オリバーをタッカーに預け、ベンとパーティに出かけた後帰宅すると、深夜にも関わらずキャロルの自宅に国税局と名乗る数名の男たちがが訪ねてきます。無理やり押し入ろうとします。間一髪で追い返しますが、やっぱり街では何か恐ろしいことが起こっているとキャロルはこの時確信します。
妙なねばねばの正体を究明していたスティーブン結果ではそれは皮膚であることが判明。このインフルエンザにはキャロルの患者さんやオリバーのようにはしかなどで免疫力を持った人々もいることもわかりました。眠ってもなにも変化しない人々です。
さっそくスティーブンはそれを利用してこのインフルに有効なワクチンの開発を急ぎます。
そのころ、キャロルとベンの友人から泊まっている知人の様子がおかしいと連絡が入る。すぐにそこへ向かった一行は、変化の途中の恐ろしい過程を目の当たりにしてしまいます。
離婚した夫タッカーの様子も変だったことを思い出し、キャロルはすぐにオリバーを連れ戻しに行きますが、時遅く家にはオリバーはいません。別人のようになったタッカーがキャロルに迫ってきます。タッカーが吐き出す粘液を顔に浴びたため、彼女はウイルスに感染してしまう。
眠ったら最後、とわかっているので自分もウイルスに乗っ取られないよう急いでオリバーを探しに向かいます。
オリバーはタッカーの母宅にいるので。そこまで行くには地下鉄に乗らなければないけません。公共の施設は全て危険。ウイルスに感染して完全に身体を乗っ取られた人間は外見は無表情なので、キャロルも心無表情に徹しますが。隠しきれず容赦なく迫ってきます。この地下鉄で何人かが犠牲(感染)になります。
何とかタッカーの実家にたどり着きました。オリバーは昔かかった病気で免疫があるので、ウイルスに感染して眠ってしまっても。大丈夫です。キャロルはオリバーを連れ出し二人はベンと合流するためにドラッグストアに隠れます。なかなかベンは現れない。キャロルは眠らいようにオリバーに注射(興奮剤)を打つよう頼みます。
途中眠りかけますが、なんとか変化せずに耐えていた。そこにようやくベンが現れるが、彼は既に感染した後だった。ベンから逃れるために足を銃で射ち、オリバーと二人車で逃走していると、スティーブンから連絡が入る。
街中の感染した人間?から追われながらも、二人はスティーブンが乗るヘリに助けられて逃げ延びます。
スティーブンらの研究者によってワクチンが作られ、事態は次第に収束していった。
そして、何年か後ベンがキャロルの元に一緒にいます。何事もなかったように町も平和に戻りました??
かに見えます……?
感想
この映画は、ジャック・フィニイ原作の「盗まれた街」という古いSF小説の4度目のリメイク作品です。↓
ボディ・スナッチャー/恐怖の街 - 作品 - Yahoo!映画
に、しても時代や世の中が変わりすぎたせいか、まったく別物の印象に見えます。
50年代に制作されたオリジナルは形は侵略SFでありますが、昔、ソ連とアメリカが対立(米ソ冷戦)していたころの時代背景がしっかり読み取れる内容です。
皮肉にも、現代のアメリカと中国に近いものを感じます。
「SF/ボディスナッチャー」(1978年、米)「ボディスナッチャーズ」(1993年、米)は、当時の特撮技術を生かした、明らかな侵略物SFホラー映画。そして本作の『インベージョン』(2007年、米)この映画は、どうでしょう?一言でいえば
奇想天外なウイルス感染パンデミック映画
何が奇想天外かというと、ウイルスは宇宙からやってきます!しかも未知のインフルエンザ!!として、 ひとたび感染したら、眠ってしまえば完全に意識がやられ、別人のように行動するようになります。症状は酷いです。眠っている間に何かぬめぬめとした別の皮膚に覆いつくされ、いつの間にか見かけ元の姿に戻ります((笑)
見かけはいつも通りの人ですが中身が別人です。隣人さんも最初は気が付きません。
はじめはアメリカ、それがやがて世界各地に広がって行きます。
ところが、パンデミックが広がれば広がるほど世界は平和になっていく。緊迫していたはずの世界情勢も緊張から和解!?そんなニュースばかり…… なぜ?
世の中インフルエンザの流行で平和になるのならいいことです。
でもそれが本当に良いことでしょうか ? というのがこの映画のメッセージかと考えます。
インベーションの見どころ
何といっても、変異してしまった街と、いつもとは違う周りの人々から自分の息子を守ろうとする主人公キャロルの逃走劇としてハラハラさせます。特にすでに変異してしまった街の警察官や地下鉄の不気味な乗客に気づかれないように徐々に街を脱出する過程や、離婚した夫タッカーが襲いかかってくるシーンとか、とてもサスペンスフルに描かれます。最後に逃げ込んだ多目的ドラッグストアの場面も緊迫感がありました。雰囲気的に「バイオハザード」や「ゾンビ映画」を思わせます。
あと、主人公のキャロルに扮したニコール・キッドマンかっこよすぎ!!
侵略ウイルスの目的は何か?
方法や形はどうあれこの映画は宇宙から来たウイルスの地球侵略のお話なのです。
ベン(ダニエル・クレイグ)がすでに感染して人間でないものに変えられ、キャロルの前で放つセリフ「われわれに他者はいない」。ウィルスに侵された彼らは、普段の個々でないものに変えられている。街行く人々は別々の存在に見えるのに、他者がない。他者がないということは肉体は違えど精神は全員同じということです。
他人同士でなく全員が自分なのだから争う必要がない。だからトラブルや戦争がなくなるのだ。それって、いいことなんじゃないだろうか。人類が思い描く「絶対平和」とは、このような争いのない世界ではないだろうか? ところが
そうはさせじと、抵抗する(異変に気付く・感染しない・抗体がある・ワクチン開発する・眠らない…)人々の闘い(逃走)のドラマです。わかりやすい(笑)
このように、特異なプロットであるために突っ込みどころもハンパありません(笑)
未知のウイルスしかも侵略であるというのに抗体を持った一握りの人が存在する(´・ω`・)エッ? 感染しねぇんだから!これじゃ全部が同じにならねぇよな(爆笑)
一つにまとまり個々は争いをしなくなるウイルスなのに、凶暴化したりなぜゾンビのように襲いかかってくる?( ゚Д゚)ハァ?
おいおいw自分の子供(7歳ぐらい?)に心臓付近に興奮剤注射させるって怖すぎww
第一子供にそんな技術ねぇって?(笑)
一年足らずでワクチン開発されて人類は元どうり?てか、この未知のウイルス(侵略)て、今現在世界中に蔓延して経済から人命やらをメチャメチャニにしている新型コロナウイルスよりずいぶん弱い奴だな!侵略失敗失敗wブッ( ̄∇ ̄;)ハハハハハ
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