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話題の映画や過去の映画レビューが中心ですが、プロ野球やおいしラーメン屋さんの食べリポも…

未知のインフルエンザ!映画「インベージョン」奇想天外パンデミック!!

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キャスト

キャロル ニコール・キッドマン

ベン   ダニエル・クレイグ

タッカー ジェレミー・ノーサム

オリバー  ジャクソン・ボンド

ティーブン - ジェフリー・ライト

 

スタッフ

製作 ジョエル・シルバー

監督 オリバー・ヒルシュピーゲル

 

ストーリー ネタバレあり

スペースシャトルが事故を起こします。アメリカの各地に破片が落下します。墜落した破片には、未知のウイルスが付着しており、現場に急行したCDC(アメリカ 疾病対策予防センター)職員のタッカー(ジェレミー・ノーサム)は現場検証でそれに触れ、誤って負傷してしまいます。傷は小さいですが、風邪(インフルエンザ)に似た症状になり、眠っている間に全身に奇妙な変化が現れます。

 

その後、タッカーの元妻で精神科医のキャロル(ニコール・キッドマン)は息子のオリバーと二人で暮らしていた。離婚後連絡を取っていなかった元夫のタッカーから突然息子に会いたくなったという連絡があり、キャロルは不審に思うが彼氏のベン(ダニエル・クレイグ)に相談した後、再開する決意をします。

 

一方、キャロルはクリニックで患者(ベロニカ・カートライト)から「夫が別人のようになってしまった」という話相談を受けます。夫はともかく、いつもより症状が悪化していると判断したキャロルは、新しい処方薬を出します。

 

そのころから、キャロルは街行く人々に様々な変化や違和感を感じるようになります。
ハロウィンパーティで、オリバーの友人がいつもはおとなしいはずの犬にに襲われたり。何かを選別するような目つきの警官たちがいたり、感情のないような人間とすれ違ったり…。

 

おりしもアメリカでは謎の新型インフルエンザが蔓延していた。そのインフルエンザに感染すると、皮膚にねばねばした膜のようなものが付着し、レム(睡眠中)にホルモンが分泌、変異、眠ると完全にウイルスに乗っ取られてしまいます。

 

オリバーの皮膚にも妙な膜のようなものが付着していました。パーティーの時、友人から移されたのでしょう。

そのことがきっかけでキャロルは、スティーブン(ジェフリー・ライト)に謎の膜のようなものを分析してもらうことにした。

 
ある夜のこと、オリバーをタッカーに預け、ベンとパーティに出かけた後帰宅すると、深夜にも関わらずキャロルの自宅に国税局と名乗る数名の男たちがが訪ねてきます。無理やり押し入ろうとします。間一髪で追い返しますが、やっぱり街では何か恐ろしいことが起こっているとキャロルはこの時確信します。

 

妙なねばねばの正体を究明していたスティーブン結果ではそれは皮膚であることが判明。このインフルエンザにはキャロルの患者さんやオリバーのようにはしかなどで免疫力を持った人々もいることもわかりました。眠ってもなにも変化しない人々です。
 さっそくスティーブンはそれを利用してこのインフルに有効なワクチンの開発を急ぎます。


 そのころ、キャロルとベンの友人から泊まっている知人の様子がおかしいと連絡が入る。すぐにそこへ向かった一行は、変化の途中の恐ろしい過程を目の当たりにしてしまいます。
離婚した夫タッカーの様子も変だったことを思い出し、キャロルはすぐにオリバーを連れ戻しに行きますが、時遅く家にはオリバーはいません。別人のようになったタッカーがキャロルに迫ってきます。タッカーが吐き出す粘液を顔に浴びたため、彼女はウイルスに感染してしまう。
眠ったら最後、とわかっているので自分もウイルスに乗っ取られないよう急いでオリバーを探しに向かいます。

 

オリバーはタッカーの母宅にいるので。そこまで行くには地下鉄に乗らなければないけません。公共の施設は全て危険。ウイルスに感染して完全に身体を乗っ取られた人間は外見は無表情なので、キャロルも心無表情に徹しますが。隠しきれず容赦なく迫ってきます。この地下鉄で何人かが犠牲(感染)になります。

 

何とかタッカーの実家にたどり着きました。オリバーは昔かかった病気で免疫があるので、ウイルスに感染して眠ってしまっても。大丈夫です。キャロルはオリバーを連れ出し二人はベンと合流するためにドラッグストアに隠れます。なかなかベンは現れない。キャロルは眠らいようにオリバーに注射(興奮剤)を打つよう頼みます。
途中眠りかけますが、なんとか変化せずに耐えていた。そこにようやくベンが現れるが、彼は既に感染した後だった。ベンから逃れるために足を銃で射ち、オリバーと二人車で逃走していると、スティーブンから連絡が入る。

 

街中の感染した人間?から追われながらも、二人はスティーブンが乗るヘリに助けられて逃げ延びます。
ティーブンらの研究者によってワクチンが作られ、事態は次第に収束していった。

そして、何年か後ベンがキャロルの元に一緒にいます。何事もなかったように町も平和に戻りました??

かに見えます……?

感想

この映画は、ジャック・フィニイ原作の「盗まれた街」という古いSF小説の4度目のリメイク作品です。↓ 

ボディ・スナッチャー/恐怖の街 - 作品 - Yahoo!映画

 

に、しても時代や世の中が変わりすぎたせいか、まったく別物の印象に見えます。

50年代に制作されたオリジナルは形は侵略SFでありますが、昔、ソ連アメリカが対立(米ソ冷戦)していたころの時代背景がしっかり読み取れる内容です。

皮肉にも、現代のアメリカと中国に近いものを感じます。

「SF/ボディスナッチャー」(1978年、米)「ボディスナッチャーズ」(1993年、米)は、当時の特撮技術を生かした、明らかな侵略物SFホラー映画。そして本作の『インベージョン』(2007年、米)この映画は、どうでしょう?一言でいえば

 

奇想天外なウイルス感染パンデミック映画

何が奇想天外かというと、ウイルスは宇宙からやってきます!しかも未知のインフルエンザ!!として、 ひとたび感染したら、眠ってしまえば完全に意識がやられ、別人のように行動するようになります。症状は酷いです。眠っている間に何かぬめぬめとした別の皮膚に覆いつくされ、いつの間にか見かけ元の姿に戻ります((笑)

見かけはいつも通りの人ですが中身が別人です。隣人さんも最初は気が付きません。

はじめはアメリカ、それがやがて世界各地に広がって行きます。

 

ところが、パンデミックが広がれば広がるほど世界は平和になっていく。緊迫していたはずの世界情勢も緊張から和解!?そんなニュースばかり…… なぜ?

 

世の中インフルエンザの流行で平和になるのならいいことです。 

でもそれが本当に良いことでしょうか ? というのがこの映画のメッセージかと考えます。

インベーションの見どころ

何といっても、変異してしまった街と、いつもとは違う周りの人々から自分の息子を守ろうとする主人公キャロルの逃走劇としてハラハラさせます。特にすでに変異してしまった街の警察官や地下鉄の不気味な乗客に気づかれないように徐々に街を脱出する過程や、離婚した夫タッカーが襲いかかってくるシーンとか、とてもサスペンスフルに描かれます。最後に逃げ込んだ多目的ドラッグストアの場面も緊迫感がありました。雰囲気的に「バイオハザード」や「ゾンビ映画」を思わせます。

あと、主人公のキャロルに扮したニコール・キッドマンかっこよすぎ!!

 

侵略ウイルスの目的は何か?

 方法や形はどうあれこの映画は宇宙から来たウイルスの地球侵略のお話なのです。

 ベン(ダニエル・クレイグ)がすでに感染して人間でないものに変えられ、キャロルの前で放つセリフ「われわれに他者はいない」。ウィルスに侵された彼らは、普段の個々でないものに変えられている。街行く人々は別々の存在に見えるのに、他者がない。他者がないということは肉体は違えど精神は全員同じということです。

他人同士でなく全員が自分なのだから争う必要がない。だからトラブルや戦争がなくなるのだ。それって、いいことなんじゃないだろうか。人類が思い描く「絶対平和」とは、このような争いのない世界ではないだろうか? ところが

そうはさせじと、抵抗する(異変に気付く・感染しない・抗体がある・ワクチン開発する・眠らない…)人々の闘い(逃走)のドラマです。わかりやすい(笑)

 

このように、特異なプロットであるために突っ込みどころもハンパありません(笑)

 

未知のウイルスしかも侵略であるというのに抗体を持った一握りの人が存在する(´・ω`・)エッ? 感染しねぇんだから!これじゃ全部が同じにならねぇよな(爆笑)

 

一つにまとまり個々は争いをしなくなるウイルスなのに、凶暴化したりなぜゾンビのように襲いかかってくる?( ゚Д゚)ハァ?

 

おいおいw自分の子供(7歳ぐらい?)に心臓付近に興奮剤注射させるって怖すぎww

第一子供にそんな技術ねぇって?(笑)

 

一年足らずでワクチン開発されて人類は元どうり?てか、この未知のウイルス(侵略)て、今現在世界中に蔓延して経済から人命やらをメチャメチャニにしている新型コロナウイルスよりずいぶん弱い奴だな!侵略失敗失敗wブッ( ̄∇ ̄;)ハハハハハ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国内パンデミック映画「感染列島」院内感染・医療崩壊・交通規制・パニックを描く

                                                                                
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 2009 年 東宝映画「感染列島」

キャスト
妻夫木聡 / 檀 れい
国仲涼子 / 田中裕二(爆笑問題) / 池脇千鶴 / カンニング竹山
金田明夫 / 光石 研 / キムラ緑子 / 嶋田久作 / 正名僕蔵 / ダンテ・カーヴァー
馬渕英俚可 / 小松彩夏 / 三浦アキフミ / 夏緒 / 太賀
佐藤浩市(友情出演)
藤 竜也
スタッフ
製作=平野 隆
企画=下田淳行
 音楽=安川午朗
主題歌=レミオロメン
 撮影=斉藤幸一
 脚本/監督 = 瀬々敬久

 

 

あらすじ ネタバレ

 

 

フィリピンのある町で新型インフルエンザと思われる感染症が流行していました。防護服をまとった担当者らが、住民ををヘリで運んでいます。市場でも鶏を販売する男が咳き込んでいました。あたりは無数の鶏の死骸が…。

ほどなくして、東京都いずみ野市立病院に、真鍋という男性患者が妻の麻美(池脇千鶴)とやってきます。診察した松岡(妻夫木聡)は「風邪と思います2・3日安静にしてください」と言って帰します。

おりしも、近くの養鶏場で鳥インフルエンザが発生。

翌日、昨日の真鍋秀俊が容体が悪化して再び運ばれてきます。吐血をし、目や鼻からも出血しています。対応した救急救命医の安藤(佐藤浩市)は、患者の血液を浴びてしまいます。患者の真鍋が死亡。妻の麻美も感染します。安藤は「新型インフルエンザだと断定し院内感染の恐れもある、として病院の封鎖を指示。、安藤は「院内感染を防げ」と指示します。

一方、時すでに遅し日本各地でも、吐血する人が増え、感染が広がっていました。

厚生省からは「フィリピンで発生した鳥インフルエンザから変異した新型インフルエンザが流行し、このまま進むと25000人が感染する」と発表。更に「感染拡大を防止するため、東京いずみ野市を封鎖する」と宣言。

いずみ野市で養鶏業を営んでいた神倉(光石研)が鳥インフルエンザ発生の感染源と疑われます。そのため神倉の娘の茜(夏緒)が学校でいじめられ始めます。

 

一方いずみ野市立病院ではWHOから派遣された小川栄子(壇れい)が院内の指揮を執るようになります。

栄子は「この病院を隔離病院にする」助手に大学時代からの知り合い松岡を指名。という一方的なやり方に、最初は院長や看護師長の池畑(キムラ緑子)らが病院職員全員が大反対します。そのころ、時待たずして患者の血液から感染していた救急救命医の安藤が亡くなります。

そのころ、感染元とされる養鶏場に仁志(藤竜也)という医学博士が調査に向かっていた。松岡も同乗します。調査の結果「この養鶏場は素晴らしいほど管理されている、ここが原因とは思えない」と仁志は判断。その時、防護服を着た怪しい男を松岡が見つけ、後を追います。男はフリーのウィルス研究家の鈴木(カンニング竹山)。正式な医療関係者とはみなされておらず検体が確保できないので、ここに来た。あれは新型インフルエンザなんかじゃない。オレに検体を回してくれ、調べたい」と言って名刺だけ渡して立ち去ります。

一方病院では、栄子は「ウイルス専任スタッフを決める」と言い、病院のスタッフが集められました。栄子は全員の前で、病院から出られないこと、自らも感染リスクを背負うことなど、説明した後「スタッフは任意にします。皆さん協力してください、お願いします」と言ってみなに頭を下げます。この光景に、看護師の三田(国仲涼子)が手をあげると、池畑も他の医師たちも次々に手を挙げ、ウイルス治療スタッフが決まります。

そのころウィルスは日本中に拡散し、一人目の感染者である真鍋秀俊から20日経過した時点で感染者数4000人、死者数2000人となります。政府は緊急事態宣言を出し、移動が出来なくなった市民は、パニックとなり、スーパーでは買占めが横行していました。

 

そんな最中養鶏場の神倉が鳥インフルエンザ流行の犯人という世間の冷酷な視線に耐えがたくなり首つり自殺しました。発見したのは娘の茜でした。

ほどなく、WHOは新型ウィルスを『ブレイム』(神の罰)と命名し、鳥インフルとは全く別の新型ウイルスと発表。

ちょうど時を同じくして厚労省は「今回のウィルスは鳥インフルエンザじゃない。いずみ野市の養鶏場が感染源ではない」と発表します。

そして自殺した神倉養鶏場の娘の茜は、政府に対して「人殺し」と叫びます。

。松岡は栄子を連れ、第一感染者の妻の麻美に会いに行きます。麻美は松岡に無礼を謝り「正月に、東南アジアで医師をしている父が帰って来て、咳き込んですぐ帰った。父が感染源ではないかと思う」と話します。麻美の父の立花修治(嶋田久作)は、麻美の部屋を出た後、駅で吐血し感染を広げていました。

一方、病院では、感染患者が増え続け、人工呼吸器が不足し始めます。そこで栄子が「重篤患者の人工呼吸器を外し、助かる見込みのある患者に取りつけて」と、重篤患者を見殺しにしたことで、専従スタッフが次々辞めていきました。一人で泣く栄子を松岡が抱きしめます。

松岡は、鈴木に検体を渡し、仁志教授と一緒に立花修治が医師をしていた東南アジアのマングローブの島に渡ります。そこではエビの養殖が盛んに行われていました。「若い女性が風邪の症状でやってきた」と言う立花修治のメモを見つけた松岡と仁志は、立花修治の足取りを追い、養殖場のある島に向います。すると多くの死体と、隔離された感染者を見つけます。

松岡は検体を持って日本に帰りました。仁志は「自分はガンを患っている」と言って島に残ります。そして仁志は、「養殖場の男が、ジャングルから帰って来て吐血して死んだ。その後、政府が事実を隠すために感染者を隔離し、村を焼き払った」という話を聞き、ジャングルの中の洞窟で、感染源である多数のコウモリの死骸を見つけます。

 

鈴木らの研究チームが新型ウィルスを発見し、今後ワクチンを作る研究に入るとテレビで発表します。そのころ、仁志は現地で死亡しました。真鍋秀俊の発症から50日で、感染者250万人、死者90万人となりました。

栄子が次の地区へ行くため、病院を離れる日が来ます。松岡は「以前のように平穏な日に戻ったら栄子に会いに行く」と言って別れを告げます。帰りの車で栄子は吐血し、感染したことを知ります。そして向かった先では「私は感染しています。重篤患者の面倒をみます」と言って死の道を選びます。

病院では専従スタッフの看護師の三田が感染し、死亡しました。そして自殺した神倉養鶏場の娘の茜も感染して運ばれます。

感染者1000万人、死者300万人になった頃、栄子の容体が悪化します。そして、「回復した患者の血清を打つ人体実験に自分を使ってくれ」と頼み、松岡に知らせます。それを聞いた松岡は、麻美に会いに行き、麻美の血清を茜に打ちます。茜の容体が回復し、死の淵から蘇りました。安心した松岡は栄子の病院へ車を飛ばします。

松岡が着いた時、栄子は心肺停止状態でした。松岡の必死の蘇生で一旦回復し「この顔が好きだった」と松岡に言った後、息を引き取りました。松岡は外で泣きながら、学生時代に栄子と出会い、一緒にいた時間の事を思い出します。

7月、感染者4000万人、死者1000万人をピークに、ウィルス感染は沈静化していきました。栄子の治療法が功を奏し、日本は平穏に戻りました。そして松岡は北海道で医師とし て働いていました。

感想

 

20220年現在進行中の新型コロナウイルスを、あたかも想定したかのようなパンデミック映画。

 

この映画の最大の特徴は、医療現場にスポットを当てたことです。疲弊した院内、院内感染・医療崩壊の様が、メチャリアルに描かれています。

一方で、想定しうる国内の混乱、封鎖、規制、食糧難などによるパニック描写にも力を入れて描き切っています。

自衛隊や警察が出動して戒厳令のような状態や国が配給した食料を並んで待つ、銀行やスーパーなどが荒らされたり、まるで巨大地震にでもあったような街の後輩ぶりなどの多少大げさな描写も驚きます。

現在全国では新型コロナウイルスの感染拡大の予防の対策として緊急事態宣言が施行中です。都内の街は「これが東京か?」と思えるほど閑散としていますが、この映画でもかなり似通った状況の描写が見られます。あながちこの映画のような描写が絵空事ではないような気もしてきます。

さらに、地球規模のパンデミックを描いた「コンテイジョン」(2011年公開)や、ウイルスを細菌兵器に転用!を扱った「アウトブレイク」(1995年公開)といったウイルス感染映画のように、ウイルスの発生の起源や、感染ルートの追跡といった描写などもある程度、説得性をもって描かれています。

ちなみに、最初は、鳥インフルエンザで発生源はフィリピン…。実はこれは誤りで、東南アジア、マングローブ島でコウモリのウイルスが原因だったことがわかります。

そのため、感染源だという偏見・誤解で、養鶏場の主が自殺をしてしまうという風評被害も描かれています。

さらにウイルス感染の事実を隠蔽するために島の住民もろとも軍が介入したというあり得そうな「アウトブレイク」や76年に公開された「カサンドラクロス」ばりのお話も盛り込まれている点が、中国やアメリカが最近兵器云々など今回でもそういうことがありえそうで、なさそうで興味を引きます。

ただ、あくまでも医師、研究者といった医療関係従事者の視点で物語は展開していきますので、「シン・ゴジラ」のような政治的視点は限られてきます。しいて言えば厚生労働省のトップの方の応対が少し出てくるにすぎません。

総体的な評価としては日本映画特有のメロドラマの要素が少しうざいです。

また、登場人物たちが医療現場ではマスクをしているのに外ではマスクを外してたり、

ウイルス発生源であるマングローブ島で島の住民たちを治療していた日本人医師がマスクもしないで日本の正月に帰省するとか、

重症の子供の患者の呼吸器を外し「もうすぐ死ぬから」といって呼吸器を次の患者にたらいまわしするとか、市区町村が大勢人を集めて炊き出しするシーンとか、

あり得んやろΣ(・□・;)みたいな突っ込めばきりがないシーンも目に付き、興をそぐ描写もあります。

そんな感じなの、でまぁ当時はあまりよい評価は少なかったように思いますが、

ある意味この「感染列島」も予言的な作品と言えるのではないでしょうか?

今、すぐ見るべき映画であることは間違いありません。

 

コンテイジョンはリアル感染ウイルス映画の代表作

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マスクをしたアメリカ人 


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  映画コンテイジョン ストーリー

   それは咳きから始まった 

 

  • 出張(兼不倫)でべス(グウィネス・パルトロー)は香港に滞在していました。その帰りの空港で元カレに電話をしている際、咳こみますが、ただの風邪かと思った彼女はそのままアメリカへと帰国。

  • べスは旦那のミッチ(マット・デイモン)、子供のクラークらに迎えられますが、咳の症状はなおひどくなっていました。ほどなくしてべスは昏睡状態となり、死亡しました。

    一方、時を同じく、東京、ロンドン(香港・マカオの渡航者)でも、ベスと同じ症状の人々が倒れていきます。日本のビジネスマンは電車で、ロンドンの女性はホテルで昏睡状態となり死亡。やがて感染していた母ベスと直接ハグした息子のクラークも同じ症状でほどなく死亡。

    デマと詐欺 

 

そんな騒動の中、動画サイトのyoutubeで人々の咳状態を見たジャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、製薬会社などと結託している投資家などを利用してウイルス騒動をネタに詐欺を思いつく。レンギョウという植物の実の成分で出来たホメオパシー治療薬がウイルスに有効だというウソをブログやニュースで拡散。アランの動画や言葉を信じた市民たちはいっせいにレンギョウを求めて薬局・病院になだれ込み騒然となります。

一方、レンギョウに科学的根拠がないとするWHO世界保健機構はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)のチーバー(ローレンス・フィッシュバーン)医師を中心に、感染経路、宿主 ウイルスの特徴など調査に乗り出す。同時にワクチン開発にも乗り出す。その間、チーバーの部下の医師も感染して死亡していきます。 新型ウイルスの脅威調査を進めるうちに判明したのは。、。豚ウイルスと蝙蝠のウイルスが混ざった変異ウイルスであり、呼吸器と神経細胞の両方に寄生する致死率20%~30%で接触や空気でも感染してしまう新型ウイルスとも判明します。さらにマカオのカジノ(密集地)にいた人々からであるこであることも判明していきます。

 

 パンデミック宣言~暴動

 

 

パニックやがてベスの帰省先ミネソタからベスが元カレと会うために途中立寄った大都市シカゴにまでウイルスの感染でアウトブレイク状態。ついには町には州兵や軍も出動し交通規制が張られ配給物資も滞り、都市機能は完全にマヒし、放火や強奪など次第に市民は暴徒化していった。

  

暗躍する中国人 

 

そんな最中、別ルートで感染源を調査していたWHOの医師レオノーラ(マリオン・コティヤール)が、同僚の中国人と、そのグループに、拉致されるという出来事が起きます 。実はその中国人は完成したワクチンを自分の故郷にいる感染者たちに最優先させる取引のためWHOの著名医師レオノーラを人質にしたのだ。中国人はワクチンはすでに完成していてアメリカとフランスが独占するのでは?という噂や不確かな情報に翻弄されたのです。

 

 

ワクチン完成~支給 

 

 

一方、ワクチンの開発を急いでいたCDCの医師アリー(ジェニファー・イー・リー)はワクチンを自分に摂取しウイルス感染中の自分の父親(エリオッド・グールド)に接触し、実証を示し、決定的なワクチンを作り出すことに成功!

世界ではワクチンの支給順位が問題となり最終的にはワクチンの支給はクジ(誕生日)で決定しました。

結末

  ワクチンがなくても免疫力をもつ主人公ミッチは、一人携帯の画面を見て涙しています。その動画には亡き妻ベスが香港の調理人と握手をしています。

 

 エピローグ

 

 バナナを食べたコウモリが豚舎にいる一匹のブタがバナナの実を落とします。ブタはそれを口にします。

やがてそのブタは、食肉用として香港のレストランに出荷されます。で、調理人が感染ブタを触ります。

調理人は手を水洗いすることもなく、カジノに来た客と握手をしました……。

 

 

 

 

 感想 

香港が感染源という仮定

 

もともと今回の新型コロナは中国のある街のお肉やお魚などを売っている市場から発生したと聞きました。

映画コンテイジョンを見てまず最初に思ったことは、感染の発端になった香港の食品衛生面の劣悪さです。しかも人口密集地。日本では考えられないのですが、屋台とかアメ横のようなお店が道路に露天していて、そこで鶏、豚、得体のしれない生き物をさばいてそのまま売っています。コロナの感染源の中国の市場も似たような状況かと考えます。以前、家族と上海に行った時も同じような光景を見たことがあります。

 サーズという過去に流行ったウイルスも感染源は中国ということでした。また、今回の新型コロナウイルスも市場の近くに中国の細菌兵器研究所があると聞きます。

そう考えるとウイルスと中国て関係が深そうな気がしました。その意味でも映画コンテイジョンの感染源が香港というのもあながち見当外れではないのかもと考えます。

 

ウイルスの特徴・正体

 

今現在、世界を脅威に陥れている新型コロナウイルスは詳しいことは何もわかっていません。

9年前に制作されたこの映画では、まず咳から始まります。器官細胞と神経細胞の両方を侵食しますので、末期的な肺炎か、カジノのボーイさんのように錯乱して車にひかれたりして亡くなることもあります。死亡率は約、20%から30%、これは今回の新型ウイルスの死亡確率よりもかなり高い。過去に流行ったサーズに近いものです。

今回の新型コロナウイルスは、感染した高齢者の死亡率が圧倒的で、幼児や子供の発症率や死亡例はあまりありません。映画コンテイジョンに登場する感染症は、大人子供関係ありません。クラークというベスの息子さんも感染した母親とハグしたことで死んでしまいました。

映画コンテイジョンのウイルスはコウモリとブタの合成された菌が原因とされています。ウイルスに感染した食肉用のブタがそのまま街に出荷され、それにかかわった人々から感染が拡大された。

ちなみに大都市シカゴが最初にオーバーシュートしたのはベスの不倫相手がシカゴに住んでいてミネソタの家に帰る前にベスはシカゴによって濃厚接触したためです。

 

ウイルスそのものより人間のほうが愚かで怖い

 映画コンテイジョンを見て、一番怖いなと思ったのは、人間の行動・判断だと考えます。

なぜならば、それらの愚かが事態の収束を激しく妨げ逆に最悪の状況に導くからです。

 

混乱に乗じてデマをSNSやツイッターあるいは動画やブログなどを拡散する奴w

 映画ではアランというフリーの人気ジャーナリスト(ブロガー・チューバー)が登場します。奴は、ウイルス騒動を煽るため、新聞社や自信のブログなどで今にウイルステロが始まる、WHOと大手製薬会社が利益でつながっているなど市民のファンの目を引きます。アランはやがて、レンギョウとい植物の実を成分にした特効薬が感染症に有効だなどという全くのデマを実演までして拡散します。

それが、どういう結果を招いたか?!w

人気ジャーナリストアランwのデマを信じた市民たちが一斉にレンギョウを求めてドラッグストアや病院が大パニックになります。

今起きている日本のトイレットペーパーや保存食品の大量買い占めみたいな状況になる。現在我が国では今後どうなるかわかりませんが、もし新型コロナウイルスで同じようなことが起きても冷静さやウソをウソと見抜くかしこさも大切かと考えます。マスコミの報道姿勢も…。マスコミ報道も国の責任者の声掛け一歩間違えば、ロックタウンどころでは済まなくなります。

映画コンテイジョンでは、すでに医療崩壊した町では感染者が自粛どころか街にあふれ出ています。おまけにいたるところに遺体がゴロゴロ。このような事態によりWHOはついにパンデミック宣言をw、そのタイミングで州兵や軍が出動し、町はロックタウンされます。その結果、各地で配給食糧は途絶え交通網も遮断されあらゆるものが規制された結果、略奪や、暴力、放火など大暴動に発展していきます。

ちなみに映画コンテイジョンでは屋外の廃屋(工場・体育館)などに医療設備を

整え患者を治療します。

 

デマの恐怖と言えば、スマホなどで見ているニュースや識者の意見や憶測も注意が必要です。

なぜならばそれが正しい情報なのかどうかわからない場合もあるからです。

例えば映画コンテイジョンでは、感染源の調査をしていた著名なWHOの医師を人質に、完成したワクチンと交換しようとする中国の拉致グループがそれです??

彼らは、たぶんワクチンはすでに開発されていてアメリカとフランスがそれを独占するのではなかろうかという不正確な情報を仕入れたためかと考えられます。拉致グループの故郷にワクチンを最優先させるための行為なのですが、結果的に彼らの手元に行ったのは効果のない偽物でした。どんな状況になろうが正しい情報を得ることが重要かと考えます。

 最近のニュースでは高性能マスクの受注ががアメリカに独占されたなどとヨーロッパでは反発していますね!こうしたニュースも気をつけましょう!

 アメリカでもトランプ大統領がマスクをする習慣のない国民に任意でマスク着用を呼び掛けています。映画コンテイジョンは未来のアメリカ人マスク着用も予言しています。

詳しくはdvdとかブルーレとか配信動画で見てみてください。 

 

 

ワクチン開発と配給

 

 

 

それにしても今の新型コロナ用のワクチンて本当にできるのでしょうか?できても全員の手元にわたるのはいつ??

 

映画コンテイジョンはワクチン開発まで133日かかります。さらに各方面からの認証・製造・流通を経て一般の人々の手元に届くのが90日後、さらにすべての人に届くには一年かかるとしています。

 

それにしても、実に不気味な新型コロナウイルスの起源・正体はいったい何なのでしょうかね?それがわからないとワクチン開発も特効薬も何もないと思うのですが?!

次回も感染症映画投稿します( ^)o(^ )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「アウトブレイク」感染ウイルスは軍が改良・保管?

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https://medicalnote.jp/diseases/%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%A9%E5%87%BA%E8%A1%80%E7%86%B1?utm_campaign=%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%A9%E5%87%BA%E8%A1%80%E7%86%B1_%E6%A6%82%E8%A6%81&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo#%E6%A6%82%E8%A6%81f:id:burogusinemabouya:20200326145701j:plain

ウイルスの宿主


ウイルス=細菌兵器になる可能性も?

 

トランプ大統領と中国の間で例のコロナウイルスをめぐってゴタゴタしてますね!

コロナの感染源は中国のウイルス研究所だとか?アメリカ軍が中国にウイルスを持ち込んだだとか?

でもなぜ???意味ねぇよw

大人(大国)の事情だねw

 

危険ウイルスを軍が保管(いざという時のため?)そんな恐ろしいことがあるんですかね? 使ったら世界が終わっちゃいますよ(´;ω;`)ウゥゥ

やめてくださいませ トランプさん習近平さん

 実はな……

わいが最近見たウイルス関係の外国映画で「アウトブレイク」という古い映画ですが、ん…と思わせる内容でしたので、今日ご紹介いたします。

 

ストーリー

1967年アフリカのザイールの奥地モターバ川で内戦中の兵士のほとんどが何らかのウイルスに感染!多数の死者が出た。調査に訪れたアメリカ陸軍は、感染者の血液を調査のため採集して、隠蔽と感染拡大を防ぐため燃料気化爆弾を空爆、内線部隊もろとも焼き払う!

★軍はその時、感染者の血液をこっそり注射器の中に入れて持ち去る!!

 

数年後、モターバの小さな村でまたしても未知のウイルスで村全体が感染する、という事態が起こる。

現地に向かったアメリカ陸軍のダニエル大佐(ダスティン・ホフマン)率いる特別機関によりlevel4(最も危険)にしていされるも時すでに遅く村は壊滅状態に…

 

空気感染はないものの恐るべき感染スピードの速さと異常な致死率の高さに懸念し、陸軍とCDCというアメリカ疾病予防センターに警戒通達(アウトブレイク)を要請するが双方から却下されてしまう。

 

時を同じくして、アフリカから一匹のサルがカリフォルニアにペット用として密輸入された。密売人はショップへの売り付けに失敗し、サルを森に放す。

やがてサルにかかわった密売人とその恋人、ショップの店長らが次々とウイルスに感染して死んでいく。

ついに映画館(密集地)を中心に感染が拡大し町はアウトブレイク状態になる。

 

この事態に軍上層部である(ドナルド・サザーランド)マクリントック少将とフォード准将(モーガン・フリーマン)は、この伝染病が以前モターバ川流域で派生した伝染病と同じであることに気づく。かつて感染した内線部隊を抹殺して持ち帰った血液は、実はマクリントックの指示によって、医師でもあるフォードも絡んで密かに細菌兵器として持ち帰り、隠蔽していた。

そのことに気づいたダニエルは、命令を無視して密かに部下と共にシーダー・クリークへ飛び、ロビー(ロビー・キーオ)率いるCDCのチームと協力して治療法の研究と感染ルートの特定を急ぐ。

そのさなか感染したもう一匹のサルが軍から運び込まれたワクチンで回復した。

ダニエルは、すでに細菌兵器として完成し、その血清も完成していることに気づいた。しかし、空気感染しないはずのモターバウィルスが空気感染するウイルスに突然変異するヤンキーモターバの血清は、ないままだった!

 

そんな矢先、シュラー少佐(ケヴィン・スペイシー)と、その治療に当たったロビーもヤンキーモターバに感染してしまう。

ダニエルは彼女が発症する前に血清を完成させようと部下のソルト少佐と2人で陸軍のヘリを盗み、感染源の調査を急ぐ。一方マクリントックら上層部は細菌兵器の存在を隠蔽するために燃料気化爆弾を搭載した軍用ヘリを森に差し向ける。

何とか軍の追っ手を振り切りながら宿主で二種類の抗体を持つサルを捕獲したダニエルズはモターバの血清をベースに空気感染するヤンキーモタ‐バ用の血清を作り出すことに成功。妻であるローズへの臨床実験も成功、ローズはみるみる回復していき、二人で新たな道を歩み始めるのでした。

 

 

 

この映画で登場した架空のウイルス「モターバ」

解説 解説

 

medicalnote.jp

に似たウイルスという設定だそうです。体内に侵入すると驚異的なスピードで増殖を行い内臓を溶解させて感染者は二三日の間に、致死率100%(確実にお陀仏)

猿の密売人と彼の恋人アリスやペットショップで宿主(密売用猿)の隣の檻にいたサルなどが感染したウイルスは、接触(血液・接吻など)感染のみ。シーダー・クリークの住民達が感染したウイルス(アメリカン・モターバ)は空気感染もエボラ以上の致死率。

てか、エボラが致死率100パなのに、エボラ以上の致死率って説明はねぇわな?(笑)

でもって、モターバという名前は感染元の村の近くを流れる「モターバ川」から。一方、アメリカで発見された空気感染するタイプは「ヤンキー・モターバ」と呼ばれています。ヤンキーっていかにもアメリカらしいね(´∀`)!

実は宿主(猿)がオリジナル・モターバとヤンキー・モターバの両方を保持していました。以上…よく分からんwwwww

 

へぇ!そんな映画なんだ?

わいのブログじゃなんだかよくわかんねぇな (;^_^A、とかちょっと見てみるか!?

と思った方は古い映画ですが一度見てみてください。

昔のVHSビデオテープとかDVDも出ているよ

ま、学校も休校中だし、小池都知事も外に出るなって言ってるし、映画館も行けねぇし、家でウイルス映画見るのもいいかもね( ;∀;)

 また、次回もウイルス映画だよ!